「ENFPは天然」と言われることがありますが、実際には自由な発想と豊かな感情表現がそう見せているだけで、賢く周囲に気配りできる人も多いタイプです。この記事ではENFPの性格的な特徴を整理したうえで、ENTP・ENFJ・ESFP・ESFJなど似ているタイプとの違いを見分け方つきで解説します。

ENFPの主な性格

ENFPは外向的で理想を追求し、感情的で自由奔放な一面を持つタイプです。閃きに溢れ、人懐っこくいつもニコニコしている人柄のおかげで、人に囲まれることが多い傾向があります。

新しいものを好み、慣れ親しんだ環境よりも変化のある方を選びやすいタイプです。我慢強さとは程遠く、長期的に何かを成し遂げるのが苦手で、繰り返される日常に耐えられなくなる場合も少なくありません。

こうした部分はENTPと似ていますが、ENTPが主に知的好奇心から来る退屈さに悩まされやすいのに対し、ENFPは単純に「つまらない」「面白くない」「飽きた」という感覚で動くことが多く、知的好奇心そのものはそれほど高くない傾向があります。ここがENTPとの見分けやすいポイントの一つです。

感情豊かで、気持ちがすぐ顔に出やすいのも特徴です。人と人との関係性や些細な変化に気づきやすく、周囲の空気感だけで人間関係を察知することもあります。

外向直感型のため目立ちたがり屋な一面もありますが、外向型の割には内向性も秘めており、時には一人の時間を欲しくなり、センチメンタルな気分になることもあります。気持ちが沈んでいるタイミングでMBTIテストを受けると、INFPという結果が出るケースもあるようです。

いつも明るくニコニコしていて、時々「頭のネジが外れているのでは」と思うほど自由な姿から、ENFPを軽く見てしまう人もいますが、実際には賢い人が多いタイプです。EQ(心の知能指数)が高い人が多く、親切に人に寄り添えるため、保育や人の世話をする職種と相性がよいとされます。NF型らしい内的な深さを活かし、芸術的な分野に才能を見出すケースもあります。

自由な発想は、枠組みに捕らわれない考え方の表れでもあります。一方で人に迷惑をかけていることに気づきにくく、気分屋なところがあり、何かを始めても中途半端に終わることもあります。ただ、周囲はそうした部分を責めるよりも優しくフォローすることが多いようです。これはENFPの性格が悪いからではなく、子供っぽさや悪気のなさを周りが理解しているためで、結果として「子供っぽい人」という印象を持たれやすくなります(精神年齢が低いという意味ではありません)。

ENTPとENFPを見分ける方法

ENTPは子供のような面を見せることもありますが、第一印象はあくまで紳士的で知性を感じさせる雰囲気です。しかし一緒に働くうちに、徐々に子供っぽさが出てきて周囲が戸惑う場合もあります。

一方ENFPは、最初からふわふわとした雰囲気で子供っぽさが伝わりやすく、比較的わかりやすいタイプといえます。性格的に依存しやすく、あれこれ考え込むためストレス耐性が低めな傾向があります。

天然な要素が強く、周りから自分の言動を笑われることも多いタイプですが、一時的にムッとしても長く根に持つことは少ないようです。また、自分の意見に反対されると不快感を覚え、論理的に言い返せず感情的になりやすい面もあります。「自分の意見が絶対に正しい」という前提だけで議論に臨むこともあり、論理的な思考は得意な方ではない傾向があります。

社会に不満を持った場合の表し方にも違いが見られます。INFPは家の中で静かにインターネット上に批判的な書き込みをする傾向があるのに対し、ENFPはデモに参加したり実際に外へ出向いたりと、同じ不満でも行動に移しやすい傾向があります。

ENFJとの違い

ENFPとENFJの違いは、長年生活を共にするとわかりやすくなります。

優先順位

P型のENFPは自分の気持ちを優先しやすく、いざという時は自分>他人という判断になりやすい傾向があります。一方J型のENFJは自分<他人で、いざという時は計画や目標を優先しやすい傾向があります。

計画していたことが上手く行かない時

ENFPは「そういう時もある」と軽く受け止め、自分のしたいことを優先しやすいタイプです。対してENFJは、計画通りにいかないと強いストレスを感じやすい傾向があります。

ESFPやENTPとの違い

ESFPのキャラクター

興味の範囲

ESFPは、今世の中で流行っている物事に詳しい傾向があります。ENFPは世間の流行にも敏感ですが、人によってはオタク文化に詳しいケースも見られます。ENTPは流行を目にする程度で、オタク文化に精通していることが多い傾向があります。

人に好感を抱くポイント

ESFPはお金や外見、社会的なステータスといった外的要因を重視しやすい傾向があります。ENFPは価値観や本質、性格など内的要因を重視しやすく、ENTPは目標や斬新なアイデア、想像力といった知的な要因を重視しやすい傾向があります。

主な欲求

ESFPは社会に自分を受け入れてもらうことを望みやすい傾向があります。ENFPは社会の拘束や縛りから離れることを望みやすく、ENTPは社会の外にある自分のアイデアを、社会の中で実現させることを望みやすい傾向があります。

人に対する態度

ESFPは人の顔色をあまり窺わない一方、人の視線には敏感な傾向があります。ENFPは人の顔色を窺うこともありますが、自分の価値観から外れる出来事に対しては、人のことを考えず妥協しない一面があります。ENTPは必要な時だけ人の顔色を窺い、様々な角度から人を分析しようとする傾向があります。

作りたいもの

ESFPは社会から普遍的に認められるものを作りたがる傾向があります。ENFPは社会的な制限のない斬新なものを、ENTPは社会から許容される範囲内で自身のクリエイティブさを表現できるものを作りたがる傾向があります。

人とぶつかる理由

ESFPは道徳的な観念が足りず、自分の間違いを認めようとしなかったり、嘘をついたりすることでぶつかりやすい傾向があります。ENFPは道徳的な観念をあまり気にせず、自分がやりたいように強行突破しようとすることでぶつかりやすい傾向があります。ENTPは納得できない道徳的観念を強要されたときにぶつかりやすい傾向があります。

ESFJとの違い

ESFJのキャラクター

個人主義的で抽象的な物事に興味を持ち、自分の意思がはっきりしている傾向があるのはENFPです。一方、決定を下す際に所属する集団の影響を受けやすく、現実的な行動を取りやすい傾向があるのはESFJといえます。

合わない型は?

INTJやENTJのように、計画や目標に対してまっすぐなタイプ(目標思考が強いタイプ)とは、価値観の違いから合わない可能性が高いといえます。

最後に

ENFPは天然な要素が強い一方で、持ち前の明るさや人懐っこさで周りを明るくする、対人面での強さを持つタイプです。ENFPの優しさに救われた経験がある人も多いのではないでしょうか。

自分やまわりの人がどのタイプに近いか気になった方は、Mirai性格診断で確認してみてください。

FAQ

ENFPは天然なタイプなのでしょうか?

ENFPは自由な発想と豊かな感情表現から、天然な印象を持たれやすいタイプです。ただし単に抜けているわけではなく、EQの高さや人への気配りの細かさから、実際には賢く周囲に気を配れる人が多いとされています。明るく自由なふるまいの裏に、繊細さや内向的な一面も併せ持っている点がポイントです。

ENFPとENTPはどう見分ければよいですか?

どちらも新しいものを好み、繰り返しの日常を苦手とする点は共通していますが、退屈さを感じる理由が異なります。ENTPは知的好奇心が満たされないことに退屈を感じやすいのに対し、ENFPは単純に「飽きた」という感覚で動きやすい傾向があります。また第一印象も、ENTPは知的で紳士的、ENFPは最初からふわふわとして子供っぽく見えやすいという違いがあります。

ENFPと相性が合いにくいタイプはありますか?

INTJやENTJのように、計画や目標に対してまっすぐ向き合う目標思考の強いタイプとは、価値観の違いからすれ違いが生じやすい傾向があります。ただし相性は関係性や状況によっても変わるため、あくまで傾向の一つとして参考にしてください。

この記事は2019〜2020年に個人サイト『予月のMBTI研究所』で公開された原稿をもとに、読みやすさの整形と現在の編集方針にあわせた注記の追加を行って再掲載しています。ENFPの特徴や他タイプとの比較は、あくまで傾向としての読み物としてお楽しみください。