デスノートの登場人物を16タイプ診断(MBTI)の視点で眺めると、夜神月とLという二人の天才の対比がよりくっきり見えてきます。ミサこと弥海砂は、ノートを拾う前と拾った後でタイプが変わって見えるキャラクターの一人です。本記事では、主要キャラクターの言動をもとにそれぞれのタイプを考察していきます。
夜神 月 ― ENTJ

夜神月は、会話を意思伝達の手段としか捉えていない合理主義者で、無駄話をしない傾向があります。プライドは高いものの、それを感じさせない計算高さも併せ持ち、作中では東応大学(東京大学がモデル)を首席で卒業するほどの頭脳の持ち主として描かれます。
興味深いのは、デスノートを拾う前と拾った後で人格そのものが変化して見える点です。拾う前はESFJに近く、拾った後はENTJへと移行していったと考えられます。
デスノートを手にした後の月は、周囲の人間を駒としてしか見ていない節があり、感情を利用して相手を欺くこともためらいません。目的のためなら手段を選ばない、独裁者的な気質が強く出ていきます。
「新世界の神になる」という目標は新しい秩序を作り上げることに等しく、独裁的な気質を持つ人が多いとされるINTJや、人の上に立つ場面が多いENTJの傾向と重なる部分が多いといえます。ENTJは大きな理想を掲げ、それに向けて一心不乱に努力し実現しようとする傾向があるとされます。
「俺はできる」という強い意志の裏には圧倒的な自己への自信があり、多少のことでは挫けず目標に向かって走り続けられる点も月と重なります。なお、実在の人物でENTJ傾向があると語られることが多いのは、ソフトバンク社長の孫正義氏や、アニメでは『コードギアス』のルルーシュなどです。実在の人物のタイプ分類はあくまで公開されている言動からの考察であり、断定するものではありません。
L ― INTP

Lは、アニメ史の中でもこれほど天才性を的確に描写しているキャラクターは珍しいと思わせるほど、圧倒的な実力を持つ存在です。
月と関わっていく中で、Lは「自分とライトは本質的に似ている」と気づいていきます。表向きは謙遜している月の、傲慢で負けず嫌いな性格を見抜いた発言だと考えられます。
実際、Lもキラ逮捕のためなら法律を犯すこともためらわない場面があり、方向性は正反対でも、やり方の面では二人はよく似ています。
LはINTJに近いINTPの傾向を持つと考えられ、緻密な計画を立てて相手を出し抜く戦略家的な気質は、月に引けを取らないどころか上回るとも言えるでしょう。なお、INTPらしい人物像としては、後述する魅上照のほうがより近いタイプと言えるかもしれません。
弥 海砂 ― ENFP

弥海砂(ミサミサ)も、デスノートを持つ前と持った後で性格が変化して見えるキャラクターの一人です。持つ前はENFP、持った後はENFJに近づいていったと考えられます。
人見知りをせず誰とでもすぐに打ち解けられ、その場の感情で行き当たりばったりに動く傾向があり、月やLとは性格的にほぼ真逆の位置にいます。
月の視点から見れば感情的で非生産的なタイプに映りますが、時折思わぬところで機転を利かせる場面もあり、見かけほど地頭が悪いわけではありません。自由奔放さと天真爛漫さは、まさにENFPらしい特徴の表れといえるでしょう。
夜神 総一郎 ― ISTJ

夜神総一郎は、一般的な水準より頭は切れるものの、LやライトのようなFに突出した存在の中に混じると相対的には凡人に見えてしまうタイプです。一方で、いざという場面では命をかけるほどの強い正義感を発揮します。
ISTJはINTJのような奇抜で斬新な発想は苦手な傾向にあり、思考が現実的な範囲に収まりやすいという特徴があります。総一郎の堅実で実直な立ち回りは、このISTJらしさをよく表しているといえるでしょう。
松田桃太 ― ESFJ

松田桃太は、良くも悪くも人が良く、人を疑うことがあまり得意ではないタイプです。思考の作りは決して複雑ではありませんが、持ち前の忠誠心でチームに貢献していきます。
チームの中ではサポート役に回ることが多く、リーダーとして物事を推進していくポジションにはあまり向いていない傾向があります。『進撃の巨人』のアルベルトのような立ち位置をイメージするとわかりやすいかもしれません。
魅上(みかみ)照 ― INTP

判で押したような規則正しい生活や、既存のルーティンを頑なに守ろうとするこだわりの強さは、INTPらしい特徴の一つといえます。
INTPはMBTIの全タイプの中でも平均知能が高い傾向にあるとされ、魅上はライトから「使える奴」と評価されるほど能力の高いエリートとして描かれています。
圧倒的な力を持つキラの存在に憧れ、やがて崇拝するようになっていく姿も印象的です。余談ですが、最終話の魅上の顛末は見ていて胸が痛くなるものでした。
リューク ― ISTP

リュークは「なぜそうなんだ?」が口癖なあたりからもわかるように、人の感情を読み取ることがあまり得意ではありません。損得よりも純粋な好奇心で動くドライな距離感は、ISTPらしい傾向といえるでしょう。
レム ― ISFJ

レムは、死神としては珍しく人間に対して思いやりを示す存在です。ミサを守るために自らの寿命を差し出す選択をするなど、献身的な優しさはISFJらしい傾向として表れています。
最後に
今回は、デスノートを見返して印象に残ったキャラクターのMBTIをまとめてみました。個人的には、月とLが繰り広げる心理戦こそがこの作品最大の見どころだと感じています。
キャラクターだけでなく自分自身のタイプが気になった方は、Mirai性格診断で確認してみてください。
FAQ
ミサミサ(弥海砂)のMBTIタイプは?
本記事では、デスノートを拾う前の弥海砂はENFP、拾った後はENFJに近づいていったと考察しています。人見知りをしない社交性と、その場の感情で動く自由奔放さが、ENFPらしい特徴として表れています。
夜神月とLのMBTIタイプの違いは?
夜神月はデスノートを拾った後ENTJ傾向に、Lは緻密な戦略を武器にするINTP傾向にあると考えられます。どちらも高い知性と強い意志を持つ点は共通していますが、月が理想を掲げて周囲を動かそうとするのに対し、Lは冷静に相手の裏をかく戦略家として描かれている点が対照的です。
デスノートの登場人物で平均知能が高いとされるMBTIタイプは?
MBTIの分類では、INTPは全タイプの中でも平均知能が高い傾向にあるとされています。作中ではLと魅上照がINTP傾向のキャラクターとして描かれており、二人とも作中屈指の頭脳派として描写されています。
この記事は2019〜2020年に個人サイト『予月のMBTI研究所』で公開された原稿をもとに、読みやすさの整形と現在の編集方針にあわせた注記の追加を行って再掲載しています。作中の配信状況やキャンペーン情報は当時のものであり、現在は変更されている可能性があります。





